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名前リレーで出席をとろう(小学1年生)

  • 執筆者の写真: Kimie Gangi
    Kimie Gangi
  • 2018年4月23日
  • 読了時間: 3分

出席をとる時に先生が子どもたちの名前を読み上げることが多いですね。

小学1年生なら子どもが発表の練習ができるように、また友達の名前を覚えられるようにこんな工夫をしてみましょう。

はじめに、自分の出席番号と名前を言う練習をします。その後「元気です。」と体調を付け加えます。例えば「1番さぬき花子。元気です。」という具合です。

何日かして慣れてきたら「では、バージョンアップしますよ。」といってやり方を少しずつ変えてきます。

次は、名前を呼ばれたら元気ですと返事をして、次の友達の出席番号と名前を言います。「1番さぬき花子さん。」「はい元気です。2番香川太郎さん。」「はい元気です。3番四国三郎さん。」という具合です。入学当初は出席番号順に座っているので、順番どおりに返事をしていくことができます。最初は戸惑う子もいますが、助けてあげながら言えたことを褒めてあげます。

だんだん慣れてきてみんなが自信を持って言えるようになってきた頃初めての席替えをしましょう。「さあ、今日から難しくなりますよ。どうしてだか分かりますか?そう、席替えをしたからどこから名前を呼ばれるかわかりませんよね。よく聞いて頑張ってみましょう。」そういうと、子どもたちは、がぜん張り切ります。名前を呼ぶ子は次の友達がどこにいるかを意識しながら、呼ばれる子はドキドキしながら、ちょっと間が開くと隣の子が「呼ばれたよ。」と教えてあげる場面もあります。

これで、名前を呼ぶ子供はもちろん、まわりの子どもたちも、友達の出席番号とフルネームを覚えることができます。名前を覚えることは、友達づくりの第一歩です。

出席をとる。そんな学校では当たり前のことが、この頃子どもたちにはすべてが新しく楽しく、喜びに満ちています。この時期を逃さず、子どもたちに合ったスモールステップで、学校生活や友達との関わりに必要なことを、どんどん教えていきましょう。

この方法は他の先生がしていたのを真似たものですが、6年生でも当たり前にやっていました。1年生から取り入れていると、2年生以上で新年度にクラス替えをしても、子どもたちだけで自動的に出席をとることができます。教師にとっても、子どもの様子を見ながら健康観察表に順番に記録できるので、健康状態を把握するのに役立ちます。 教師が名前を呼ぶ方法を使っている方、一度でいいから、子ども同士をつなぎ健康状態もしっかり把握できるこの方法を取り入れてみませんか? (日直が名前を呼ぶ方法をとっていたこともありましたが、名前を覚えたり読んだりするのが苦手にとっては、ハードルが高いと感じることがありました。)

 
 
 

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